
ReactでPWA(プログレッシブウェブアプリ)の開発
「React」「PWA」というIT用語をご存知でしょうか? 「React」とは、Facebook社(現Meta社)が開発したUI(ユーザーインターフェース=利用者と製品・サービスとの接点(インターフェース)のことをいいます。)を構築するための「JavaScript」のライブラリです。「React」と称していますが、正式名称は「React.js」といいます。
「PWA」とはProgressive Web Appsの頭文字3桁構成される略称で、モバイル向けのネイティブアプリケーションをWebサイトで利用できる仕組み・技術のことです。2015年にGoogle社がリリースした新技術です。iOSやAndroid上で動作するスマートフォン向けアプリケーションを、Webサイトで起動・動作させる技術です。
これから「React」「PWA」とは何か? PWAでWebアプリケーションを作成する方法を紹介します。
目次
1.React.jsとは何か?
2.PWAとは何か?
3.PWAで構築する理由を紹介します!
4.React.jsでPWA Webアプリケーションの作成方法を紹介します!
まとめ
1.React.jsとは何か?
React.js(リアクト・ジェイエス)は、Facebook社(現Meta社)が開発したJavaScriptライブラリ(JavaScriptを活用した開発業務で汎用的に使える機能を再利用・共有するためにまとめた集合体)のことです。React.jsはReactと略して称されるが多く、WebサイトやアプリケーションのUI(利用者と製品・サービスとの接点(インターフェース)のことをいいます。)開発に特化したライブラリです。
プログラム言語によるコーディング(構文を記述すること)工数が少なく開発規模に関わらず管理が容易になっています。そのため「Facebook」「Instagram」「Slack」「Yahoo!」などの世界的なWebサイトやアプリケーションがReact.jsを活用しています。
2.PWAとは何か?
PWAは、Progressive Web Appの頭文字3桁で構成される略称で、iOSやAndroidで動作するネイティブアプリケーションをWebサイトで利用できる技術です。PWAは2015年にGoogle社からリリースされました。
PWAは、ネイティブアプリケーションと比較すると開発・サポートがスピーディーでありながら低価格を実現しているので、導入する事例が増えています。
当該技術は、モバイルアプリケーションとWebサイトの双方で稼働できるように設計されています。現在、「Twitter(現X)」「Alibaba(ECサイト)」「Tinder(マッチングサイト)」「Uber(物流サイト)」「Instagram(SMSサービス)」等が導入しています。
「Twitter(現X)」のPWAは、React Native(iOS・Androidどちらでも動作可能な開発用フレームワークです。)のWeb版「React-native-web」で製作されているので、利用者はWebブラウザ上から直接アプリケーションを開くことができます。さらに、Webアプリケーションをインストールすることで、ネイティブアプリケーションと同じ機能で利用できるようになります。利用者は、モバイル・タブレット端末・PC別にインストールする必要がなく、Webブラウザから直接アクセスすることができので、利用者の利便性が向上します。
PWAは、ネイティブアプリケーションとWebサイトのアプリケーションのメリットを合わせたアプリケーションで、低価格と高速稼働が可能になっています。

3.PWAで構築する理由を紹介します!
WebアプリケーションをPWAに変換することで、利用者はアプリケーションを円滑に操作できるようになります。
3-1.読み込み速度が高速です。
PWAを利用したWebアプリケーションの読み込み速度が、通常のWebアプリケーションよりも高速になります。すべてのWebページがキャッシュ(Webベージデータを一時的に保存しておくことです。)されるので、利用者が再度アクセスしたときの読み込み時間が短縮されます。
3-2.インストール速度が速いです。
PWAはダウンロードが速い特性があります。ネイティブアプリケーションよりもインストールが早くなります。ネイティブアプリケーションは「App Store」「Google Play Store」からダウンロードして、インストールとアカウント作成をしないと実行できません。ダウンロードからアカウント作成まで準備時間を要することになります。しかし、PWAのWebアプリケーションは、「App Store」「Google Play Store」ストアからダウンロードする必要がなく、利用者はボタンを押下するだけで、PC等にアプリケーションを保存することができます。PC等のメモリ使用を節約して、利用者がアプリケーションを開いたときに必要なコンテンツを読み込み機能になっています。
3-3.オフラインについて!
オフラインとは、使用しているスマートフォン・タブレット端末・PC等がインターネットに接続されていない状態のことをいいます。
一般的なWebアプリケーションは、オンライン(インターネットに接続中)で稼働するように設計されています。PWAはインターネットにしたデータを事前にキャッシュ(接続履歴・接続記録)していますので、Webサイトのコンテンツへのアクセスが短時間でできる仕組みになっています。
PWAのWebアプリケーションを開発するためには、「React.js」「Angular.js(Google社が開発したJavaScriptライブラリです。)」等のJavaScriptフレームワークから1つのライブラリを選択する必要がありますが、今回は「React.js」のフレームワークを説明していきます。前章で紹介しましたが、React.jsは、Facebook社(現Meta社)によって開発されたJavaScriptライブラリで、仮想DOM(仮のDOM(Document Object Model)です。実際のDOMより軽量です。)を使用してWebアプリケーションを高速にレンダリング(数値データを使用しコンピューター上で三次元画像・音声を生成する技術です。)できます。そのため、React.jsは、PWAアプリケーションを開発するための最適なフレームワークの1つとされています。PWAは、高速・安全なWebアプリケーションを開発するための優れた技術であり、利用者の利便性を図るために欠かせません。

4.React.jsでPWA Webアプリケーションの作成方法を紹介します!
PWA Webアプリケーション作成手順を紹介します。
イ.「manifest.json」ファイル(Webアプリケーションの情報を提供するファイルです。)を作成後、ルートディレクトリに設置します。
ロ.「manifest.json」を全ページで読み込みます。
ハ、「Service Worker」ファイル(をバックグラウンドで実行するスクリプトです。)作成後、ルートディレクトリに設置します。
二.「Service Worker」ファイルを表示したいページで読み込みます。
ホ.「Push API(サーバーからメッセージ (プッシュ通知) を受信できるようにする機能です。」を実装します。
へ.Chrome開発者ツール(Google Chromeに標準搭載されている開発者用の検証ツールです。)などでPWA化の動作を確認します。
(注1)PWAは「manifest.json」ファイルの作成です。「manifest.json」ファイルはWebアプリケーションの情報を記述したファイルです。サイトの一番上のルートディレクトリに配置することです。
(注2)「Service Worker」ファイルは、ネイティブアプリケーションのような機能が使えるようにする機能です。「manifest.json」ファイルと同様にルートディレクトリに配置します。
まとめ
React.jsはPWAの開発を容易にして、PWAはReact.jsを効果的にします。双方の技術を活かして、アプリケーション開発を簡素化し、高速処理が実現できます。
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