
VueでPWA(プログレッシブウェブアプリ)の開発
「Vue」「PWA」というIT用語をご存知でしょうか? 「Vue」とは、元Google社の技術者が開発したUI(ユーザーインターフェース=利用者と製品・サービスとの接点(インターフェース)のことをいいます。)を構築するための「JavaScript」のライブラリです。「Vue」と称していますが、正式名称は「Vue.js(ビュージェイエス)」といいます。「JavaScript」のライブラリのなかで、習得コストが低位といわれています。
「PWA」とはProgressive Web Appsの頭文字3桁構成される略称で、モバイル向けのネイティブアプリケーションをWebサイトで利用できる仕組み・技術のことです。2015年にGoogle社がリリースした新技術です。iOSやAndroid上で動作するスマートフォン向けアプリケーションを、Webサイトで起動・動作させる技術です。
これから「Vue」「PWA」とは何か? PWAでWebアプリケーションを作成する方法を紹介します。
目次
1.Vue.jsとは何か?
2.PWAとは何か?
3.PWAで構築する理由を紹介します!
4.Vue.jsでPWA Webアプリケーションの作成方法を紹介します!
まとめ
1.Vue.jsとは何か?
Vue.jsとは、UI(ユーザーインターフェース)を構築するためのJavaScriptフレームワークです。元Google社の技術者Evan Youさんが開発しました。フレームワークとは開発をする時に必要な機能などをまとめて提供してくれるソフトウェアのことで、使用することで開発の効率化を図れます。Vue.jsの構文(コーディング)は少なく命令文で構成されています。Vue.jsは容易にアプリケーション開発ができます。
Vue.jsの特徴として、習得コストが低位であることです。JavaScriptフレームワークは、Vue.jsの他に「React.js(Facebook社(現Meta社)が開発したライブラリです。)」「Angular Google社が開発したライブラリです。)」などがあり、開発プロジェクトによって、開発言語が異なるため言語を習得することを強いられることがあります。
Vue.jsは習得コストが低位で初心者・経験者に関わらずに開発に使用できます。Vue.jsの構造がシンプルなこと・人気が高いので、日本語の自習書や無料の技術サイトがあります。これから習得する方にお勧めのフレームワークです。

2.PWAとは何か?
PWAは、Progressive Web Appの頭文字3桁で構成される略称で、iOSやAndroidで動作するネイティブアプリケーションをWebサイトで利用できる技術です。PWAは2015年にGoogle社からリリースされました。
PWAは、ネイティブアプリケーションと比較すると開発・サポートがスピーディーでありながら低価格を実現しているので、導入する事例が増えています。
当該技術は、モバイルアプリケーションとWebサイトの双方で稼働できるように設計されています。現在、「Twitter(現X)」「Alibaba(ECサイト)」「Tinder(マッチングサイト)」「Uber(物流サイト)」「Instagram(SMSサービス)」等が導入しています。
PWAのコンセプトは「Webアプリでネイティブのモバイルアプリと同等のユーザー・エクスペリエンスの提供を目的とする」、つまり、もともとスマートフォンに組み込まれているアプリケーションと同様にユーザーが使用できることを目的としています。そのため、PWAを導入すれば、Webサイトもオフラインで閲覧することができたり、インターネットの速度に関わらず高速にWebサイトを表示することができたりするため、ユーザーの高い満足度を得ることができる可能性を高められるのです。
3.PWAで構築する理由を紹介します!
WebアプリケーションをPWAに変換することで、利用者はアプリケーションを円滑に操作できるようになります。
3-1.読み込み速度が高速です。
PWAを利用したWebアプリケーションの読み込み速度が、通常のWebアプリケーションよりも高速になります。すべてのWebページがキャッシュ(Webベージデータを一時的に保存しておくことです。)されるので、利用者が再度アクセスしたときの読み込み時間が短縮されます。
3-2.インストール速度が速いです。
PWAはダウンロードが速い特性があります。ネイティブアプリケーションよりもインストールが早くなります。ネイティブアプリケーションは「App Store」「Google Play Store」からダウンロードして、インストールとアカウント作成をしないと実行できません。ダウンロードからアカウント作成まで準備時間を要することになります。しかし、PWAのWebアプリケーションは、「App Store」「Google Play Store」ストアからダウンロードする必要がなく、利用者はボタンを押下するだけで、PC等にアプリケーションを保存することができます。PC等のメモリ使用を節約して、利用者がアプリケーションを開いたときに必要なコンテンツを読み込み機能になっています。
3-3.オフラインについて!
オフラインとは、使用しているスマートフォン・タブレット端末・PC等がインターネットに接続されていない状態のことをいいます。
一般的なWebアプリケーションは、オンライン(インターネットに接続中)で稼働するように設計されています。PWAはインターネットにしたデータを事前にキャッシュ(接続履歴・接続記録)していますので、Webサイトのコンテンツへのアクセスが短時間でできる仕組みになっています。
PWAのWebアプリケーションを開発するためには、「Vue.js」「React.js(Facebook社(現Meta社)が開発したJavaScriptライブラリです。)」「Angular.js(Google社が開発したJavaScriptライブラリです。)」等のJavaScriptフレームワークから1つのライブラリを選択する必要がありますが、今回は「Vue.js」のフレームワークを説明していきます。前章で紹介しましたが、Vue.jsは、元Google社の技術者によって開発されたJavaScriptライブラリです。Webアプリケーションを高速にレンダリング(数値データを使用しコンピューター上で三次元画像・音声を生成する技術です。)できます。そのため、Vue.jsは、PWAアプリケーションを開発するための容易なフレームワークの1つとされています。PWAは、高速・安全なWebアプリケーションを開発するための優れた技術であり、利用者の利便性を図るために欠かせません。

4.Vue.jsでPWA Webアプリケーションの作成方法を紹介します!
PWA Webアプリケーション作成手順を紹介します。
イ.「manifest.json」ファイル(Webアプリケーションの情報を提供するファイルです。)を作成したのち、ルートディレクトリに設定します。
ロ.「manifest.json」を全ページで読み込みます。
ハ、「Service Worker」ファイル(バックグラウンドで実行するスクリプトです。)を作成したのち、ルートディレクトリに設定します。
二.「Service Worker」ファイルを表示したいページで読み込みます。
ホ.「Push API(サーバーからメッセージ (プッシュ通知) を受信できるようにする機能です。)」を実装します。
へ.Chromeの開発者ツール(Google Chromeに標準搭載されている開発者用の検証ツールです。)などでPWA化の動作を確認します。
(注意1)PWAは「manifest.json」ファイルの作成です。「manifest.json」ファイルはWebアプリケーションの情報を記述したファイルです。サイトの一番上のルートディレクトリに設定することです。
(注意2)「Service Worker」ファイルは、ネイティブアプリケーションのような機能が使えるようにする機能です。「manifest.json」ファイルと同様にルートディレクトリに設定します。
まとめ
Vue.jsは、高い拡張性・習得の容易さが特徴のJavaScriptフレームワークです。多くの開発プロジェクトで活用されています。特にSPA(Single Page Application)のようなWebアプリケーション開発において、開発の効率化に貢献するフレームワークです。
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