システム開発のホワイトボックステストって何?わかりやすく解説します
ホワイトボックステストとは
システム開発におけるテストには、ホワイトボックステストとブラックボックステストの2つの種類があります。
今回は、ホワイトボックステストについてわかりやすく解説していきます。
まず、ホワイトボックステストとは、ソフトウェアの内部構造を詳細に知っているテスターが、ソースコードや設計書などの開発者が作成したドキュメントをもとに、プログラムの正確性や品質を検証する手法のことです。
ホワイトボックステストは、プログラムの内部処理や仕様を知っているため、プログラムのあらゆるパスをカバーできるという利点があります。
このため、プログラムの品質を高めることができます。
ブラックボックステストとは
一方、ブラックボックステストは、ソフトウェアの内部構造を知らないテスターが、外部からソフトウェアの動作を確認する手法です。
このため、プログラムの内部処理を見逃すことがあるため、テストのカバレッジが不十分になることがあります。
ブラックボックステストについて詳しくはこちら
ホワイトボックステストの具体的な手法
ホワイトボックステストは、主に以下の3つのレベルで実施されます。
ユニットテスト
ユニットテストは、最小単位の機能(関数やメソッド)を単体でテストする手法です。
ユニットテストでは、開発者が作成したテストコードを使用し、単体で正しく動作するかどうかを確認します。
この手法により、プログラムの各機能が個別にテストされるため、プログラムの品質を高めることができます。
結合テスト
結合テストは、複数のユニットを結合させ、機能が連携する場合のテストを行う手法です。
ユニットテストで単体で動作が確認できた機能を、複数の機能を組み合わせてテストします。
この手法により、複数の機能が連携して正しく動作するかどうかを確認できます。
システムテスト
システムテストは、システム全体の機能をテストする手法です。
結合テストで連携が確認できた複数の機能を、システム全体でテストします。
システムテストでは、ユーザーが想定する使い方や想定外の操作など、実際の使用状況を再現したテストを行うことが重要です。
この手法により、システム全体の機能がユーザーの要求に沿って正しく動作するかどうかを確認できます。
ホワイトボックステストのカバー範囲
ホワイトボックステストでは、以下の手法が一般的に使用されます。
ステートメントカバレッジ
ステートメントカバレッジは、ソースコード内の全てのステートメント(文)が実行されるかどうかを検証する手法です。
この手法により、プログラムの全体的な構造が正しく実装されているかどうかを確認できます。
ブランチカバレッジ
ブランチカバレッジは、ソースコード内の条件分岐文(if文やswitch文)が全て実行されるかどうかを検証する手法です。
この手法により、プログラムの全体的なロジックが正しく実装されているかどうかを確認できます。
パスカバレッジ
パスカバレッジは、ソースコード内の全てのパスが実行されるかどうかを検証する手法です。
この手法により、プログラムの全体的な動作が正しく実装されているかどうかを確認できます。
ホワイトボックステストを実施するためには、開発者が作成したドキュメントを確認する必要があります。
これには、ソースコード、設計書、テスト仕様書などが含まれます。
このため、開発者とテスターのコミュニケーションが重要になります。
また、ホワイトボックステストは、開発者にとって自己チェックの手段にもなります。
ホワイトボックステストの解説まとめ
最後に、ホワイトボックステストは、プログラムの品質を高めるために欠かせない手法の一つです。
しかし、開発者が作成したドキュメントに依存するため、開発者が不備などを見落としている場合には、テストの効果が低下する可能性があります。
そのため、ブラックボックステストとの組み合わせや、外部のテストツールを用いたテストも合わせて実施することが重要です。
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