
React Nativeを使ったモバイルアプリ開発
React Native(リアクトネイティブ)は、クロスプラットフォーム(1つのプログラムが、異なるOS(オペレーティングシステム)や環境で動作するソフトウェアやアプリケーションのことを示します。簡単に説明すると、Windows OS、macOS、Linux、iOS、Android等、異種のプラットフォームで同じソフトウェアが動作することです。)でモバイル向けのアプリケーションを開発するためのフレームワークです。これから、React Nativeのとは何か?React Nativeの特徴とできることを紹介します。
目次
1.React Nativeとは何か?
2.React Nativeの特徴を紹介します!
3.React Nativeができることを紹介します!
まとめ
1,React Nativeとは何か?
React Native(リアクトネイティブ)は、旧Facebook社(現在、Meta社)が開発したクロスプラットフォーム上で、モバイルアプリケーションを開発するためのオープンソースのフレームワークです。フレームワークとは、Webアプリケーションを開発するために利用される機能を備えた枠組みをまとめたものです。
クロスプラットフォームは、異種のハードウェアやOS(オペレーティングシステム)上で、アプリケーションが実行できる環境のことです。スマートフォンのケースでは、iOSとAndroidのプラットフォーム上でネイティブなモバイルアプリケーションの構築が可能です。ある1つのモバイルアプリケーションをiOSとAndroidのプラットフォームを作成できます。
React NativeをFacebook社が開発した要因は、モバイルアプリケーション開発で発生する下記の課題に対応するためです。
イ.効率的なクロスプラットフォーム開発の需要が高くなったことです。
ロ.Webアプリケーション開発者スキルの活用をして、モバイルアプリケーション開発に応用したいことです。
ハ.ネイティブアプリケーションと同じパフォーマンスを得たいことです。
ネイティブアプリケーションを開発するには、iOS・Androidのプラットフォームで稼働させるためには、別のプログラム言語でプログラミングする必要がありました。別のプログラム言語の開発は、開発コスト・工数が倍に至ります。React Nativeは1つのプログラム言語で、iOS・Androidのプラットフォームに実装できるので開発効率が向上します。
他に、React Nativeは、React.jsと類似した構文なので、Web開発者がモバイルアプリケーション開発へ参画できることです。従来は、ネイティブアプリケーションの開発技術者がモバイルアプリケーションを開発していましたが、React Nativeが提供されたことで、Web開発技術者がモバイルアプリケーションの開発を担うようになりました。
2.React Nativeの特徴を紹介します!
2-1.パフォーマンスに影響がありました。
React Nativeはネイティブのアプリケーションよりもパフォーマンスが劣るケースが散見されました。リアルタイムの処理・画像加工の処理で、実行速度が遅くなることがありました。iOS・Androidのプラットフォーム上で稼働するネイティブアプリケーションとReact Nativeでの開発したアプリケーションでは、実行速度に差異が生じたことがありました。
しかし、React Nativeの改善と最適化が進んでいますので、ネイティブアプリケーションで稼働する実行速度の差異が解消されています。
2-2.開発コストの効率化が図れます。
前章で紹介しましたが、React Nativeはクロスプラットフォーム上で開発可能です。そのため、同一のプログラム言語で、iOSとAndroidのアプリケーション開発ができます。クロスプラットフォーム上の開発は、開発期間の短縮によるコストの削減が図れます。
しかし、React Nativeの開発ですと、個別の機器の特別な対応ができないことがあり得ます。そのときは、ネイティブアプリケーションで開発することになりますが、どの業務がReact Native で開発可能か否かを見極める必要があります。その見極める工程に開発工数を割くことは効率的ではありません。見極めた結果、ネイティブアプリケーションで開発するよりも開発コストを要することもあり得ます。
開発要件によっては、React Nativeでの開発をせずに、ネイティブアプリケーションで開発に切り替える必要があります。

3.React Native ができることを紹介します!
3-1.Androidアプリケーションの開発です。
Androidアプリケーションの開発は、Java(ジャバ:C++・C言語をベースに開発されたオープンソースのプログラミング言語です。)・Kotlin(コトリン:静的型付けのオブジェクト指向プログラミング言語です。)のプログラム言語を利用しています。しかし、Javaは一般的に知られていますが、Kotlinは知名度が低く、開発スキルがあるWebエンジニアは多くありません。Javaの開発経験があれば、そのスキルを活かして、React Native によるAndroidアプリケーションを開発することが可能です。
3-2.iOSアプリケーションの開発
iOSアプリケーション開発は、Swift(スウィフト:Apple社が開発した、iOSやmacOS向けのプログラム言語です。)・Objective-C(オブジェクティブシー:iOSやmacOS向けのオブジェクト指向のプログラム言語です。)のプログラム言語を利用しています。しかし、Swift・Objective-Cは、iOS・macOS向けのプログラム言語なので、一般的なWebエンジニアが関わることは希少といといわています。
React Nativeを利用することで、Swift・Objective-Cの知識習得をすることなく、iOSアプリケーションを開発することが可能です。
3-3.Webアプリケーションの開発
前章で紹介しましたが、Android・iOS等のモバイル用のプラットフォーム上でアプリケーション開発するためにReact Nativeを利用することで、効率化を図れます。
スマートフォン等のモバイル用アプリケーション開発以外でもReact Nativeを活用することができます。

「React Native for Web」を導入すると、Webアプリケーションの開発が可能です。「React Native for Web」は、モバイルプラットフォーム向けのプログラム構文とWeb向けのプログラム構文を共通化することで、開発効率が図れます。
3-4.Windowsアプリケーションの開発
前章で紹介しましたが、「React Native for Web」に準じた「React Native for Windows」を導入することで、Windows OS配下のアプリケーションの開発が可能です。
Windows OS向けのプログラム言語を習得することなく、React Nativeを活用してAndroid・iOSのアプリケーション開発したスキルを利用できます。
まとめ
React Nativeはクロスプラットフォームに対応しているため、iOSとAndroidのプラットフォーム上で開発が可能なフレームワークです。メリットは、1つのプログラム言語を実装することで、iOSとAndroidのどちらでも実行が可能なアプリケーションの開発が可能です。
しかし、React Nativeの開発ですと、個別の機器の特別な対応ができないことがあり得ます。そのときは、ネイティブアプリケーションで開発することになります
開発要件によっては、React Nativeでの開発をせずに、ネイティブアプリケーションで開発に切り替える必要があります。
React Nativeの開発に関するご質問やご相談、お気軽にご連絡ください。