firebaseの構築でアプリ開発にかかる手間とコストを軽減

システムの開発をする上で避けて通れない話題が開発コストです。そこで「Firebase」というクラウドサービスがありますが、ご存知でしょうか?

「Firebase」は、アメリカ合衆国のGoogle社が提供しているクラウドサービスで、BaaS(Backend as a Service)に位置づけされるサービスです。BaaSとは、スマートフォン等のモバイル端末向けのアプリケーションサービスを運営するとき、サーバ側のバックエンド機能を提供するクラウドサービスのことです。

「Firebase」を導入することで、サーバサイドの開発コストと工数を大幅に削減することができるので、注目を集めています。Googleのアカウントがあると、サービスの利用を開始できる特徴があります。

これから「Firebase」とは何か?「Firebase」を導入した開発コスト削減手法を紹介します。




目次

1.Firebase とは何か?

2.開発コストの削減手法を紹介します

まとめ




1.Firebaseとは何か?

Firebaseはアメリカ合衆国のGoogle社が提供しているクラウドサービス、BaaS(Backend as a Service)のなかの「mBaaS(mobile Backend as a Service)」です。「mBaaS」は、スマートフォン向けのアプリケーション開発・運用で必要なサーバ側の機能を用意しておくサービスです。

Firebaseは、主に利用者分析の仕組み・プッシュ通知(スマートフォンなどに直接送れるメッセージのこと)・リアルタイムに同期をとることができるデータベース更新等、モバイルアプリケーションで、頻繁に利用される機能をクラウドサービスで提供しています。

クラウドサービスは、インターネット上に用意したサーバを使用するため、自社でサーバの設置・開発・運用が不要になります。そのため開発工数が削減できるのでコストを軽減できます。さらに、Google社がクラウドサービスを提供しているため、システム障害が少ないこと・セキュリティ対策がしっかりしているので安定した運用が可能になります。




2.開発コスト削減手法を紹介します

利用者層への広告、購買意欲の促進、利用状況を分析する機能別に開発コストを削減する手法を紹介します。

2-1. 利用者に興味をもってもらうことを促したいケース

前章で紹介しましたが、スマートフォンなどにニュースやメッセージを配信・表示する機能をプッシュ通知といいます。プッシュ通知機能は、一定の利用者のスマートフォンなどにニュースやメッセージを配信して、興味をもってもらい、該当サイトに誘導することを促します。

プッシュ通知機能を自社で導入するためには、メッセージ通知を送信するためのサーバを導入して、送信システムの設計・開発を行う必要があります。この機能を開発するには、十数日間の開発工数、数十万円~数百万円の開発費用が掛かります。さらに、日々のサーバの運用費用を要し、運用担当者の配置が必要になります。

Firebaseはクラウドサービスなので、Firebaseの「Notifications(メッセージを送信するツール)」利用することで、サーバ側をして導入・設計・開発する工数が不要になります。また、「Notifications」は無料で利用することが可能なので、自社でサーバを導入するケースと比較すると、数十万円~数百万円の開発費用が削減でき、日々のサーバ運用費用と運用担当者の配置費用が削減できます。




2-2. 利用者の購買意欲を促したいケース

近年は利用者の購買を促すためにサポート機能とチャット機能を備えたアプリケーションが導入されています。利用者の質問にすぐ回答できるように、チャットを利用して回答・提案して購買意欲を高める仕組みを取り入れているようです。

チャット機能を自社で導入するためには、チャットを蓄積するサーバを導入して、チャットを送受信するシステムの設計・開発を行う必要があります。また、利用者のスマートフォンなどが電源オフ状態や通信環境が悪い場合を考慮して再送信する必要があります。再送信をするためには、再送信データを保存して通信が回復したときに、メッセージを再送信する機能が必要になります。

チャット機能と再送信機能を実装したサーバとアプリケーション開発で、月単位の開発工数がかかるので、数百万円単位の費用が掛かります。

Firebaseはクラウドサービスなので、Firebaseの「Realtime Database (クラウドホスト型データベースツール)」利用することで、サーバ側をして導入・設計・開発する工数が不要になります。

また、通信状況が回復したときに、自動でデータ再送信することが可能です。Realtime Databaseは一定量までは無料で使用することが可能です。ただ、一定量(1GB)を超えると課金される仕組みなので注意が必要です。





2-3. 利用者のアプリケーションの使用状況・アクセスする利用者層を把握するケース

近年は利用者の行動を分析して、アプリケーションのクオリティを高めること・利用者のニーズに合わせたアプローチをして、利用者が快適に利用できるよう改善されています。たとえば、直近に閲覧したWebサイトの関連した広告表示がされますが、上記の改善効果によるものです。そのため、年齢層・性別の利用状況を分析し、想定している利用者層と実際の利用者層が企業戦略に合致しているか比較することが可能になりました。その結果を踏まえて、アプリケーションの利用状況を把握することで、クオリティが高いアプリケーションに改善することが可能になりました。

この利用者情報の取得・分析するためのシステムを自社で導入するためには、データを収集するためのサーバを導入し、比較・分析するためのシステムを設計・開発する必要があります。データ収集と比較・分析チャット機能と再送信機能を実装したサーバとアプリケーション開発に数十万円~数百万円の開発費用が掛かります。

Firebaseはクラウドサービスなので、Firebaseの「Firebase Analytics(モバイルアプリケーションの分析ツール)」利用することで、サーバ側をして導入・設計・開発する工数が不要になります。Firebase Analyticsは、利用者層の性別・国や地域・利用頻度を分析する機能が備えていますので、収集したデータを視覚的に確認できます。また、Firebase Analyticsの使用制限がなく無料です。自社でサーバを導入するケースと比較すると、数十万円~数百万円の開発費用が削減できます。




まとめ

Firebaseは、利用者のニーズを分析・改善・通知する機能を利用するために、自社のサーバを導入しないで、Firebaseのパッケージシステムを活用することができます。自社のサーバを導入したとき、サーバマシンの費用とシステム設計・開発、日々の運用費用を大幅に削減することが可能です。ただし、一部で課金させるパッケージがあるので、慎重に導入を検討しましょう。




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